いわき湯本温泉の入り方

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温泉の正しい入り方
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まず始めに
  せっかくの温泉旅行なのですぐにでもお風呂に入りたい所だと思います。
  でもちょっと待ってください。
 
お茶でも飲みながら、少なくとも30分以上は休息を取ってからご入浴下さい。

入浴の注意点
1.食前食後の入浴
      温泉に入ると、全身の血行が良くなり、胃腸に回るべき血液が不足しがちになります。
  そこで、食事の直前の入浴や直後の入浴は、消化不良の原因となりますので、避けてください。

2.かけ湯は念入りに
      冷たい身体をいきなり温泉で温めますと、血圧が急上昇してとても危険です。
  かけ湯は、身体の末端から順次行い、身体を徐々に温泉の温度に慣らしていくことが大切です。これが入浴時の温熱刺激への準備運動となります。
  出来れば、頭部にも十分なかけ湯をお勧めします。これらが血圧の急上昇や湯から上がるときの立ちくらみなどの予防になります。
  特に冬場や温泉の温度が高いときなどは、意識してかけ湯を励行してください。

3.半身浴から
   
水圧が
.
血液循環を
.
良くする
  湯船の中では身体にかなりの水圧がかかり、特に皮膚表面の静脈や血液を多く含む肝臓・脾臓・筋肉などが圧迫され血液が心臓に戻り、心臓にかかる負担が大きくなります。
  また、横隔膜が押し上げられ肺の容積が小さくなり、補うため呼吸数が増加します。
  健康な人にはそれらが心地よい刺激となるのですが、心肺機能の弱い人や病気の方には過剰な負担となります。
  これらを緩やかにするため、かけ湯が終わったら静かに湯船に入ります。
  湯船の端に腰掛けて足だけ入れるのも良いでしょう。まず最初は身体の半分の高さまでのお湯に入ると身体に無理がかかりません。これが半身浴と呼ばれる入り方です。

4.温泉から上がるとき
      肌に付いた温泉の薬効は3時間程度は持続します。
  あがり湯として水道のお湯をかぶったり、シャワーを浴びたりするのが習慣となっているようですが、せっかくの温泉です、そのまま拭いてあがったほうが効果的です。
  *特段に肌の弱い方は、湯上がり後保湿剤などのご利用をお薦めします。

5.あがったあとは
      当温泉は、体が良く暖まりますが、冷房や扇風機は冷やしすぎになりますので、出来れば、自然の風で涼みましょう。
  湯あがりは、気分は爽快ですが、思った以上に身体は疲れています。少なくとも30分ぐらいは横になってゆっくりお休み下さい。また、水分補給もお忘れなく。

入浴回数と長さ
  汗が吹き出したり、動悸が激しくなるほどの長湯は禁物です。特に高齢者、高血圧、 動脈硬化症、心臓病、脳血管障害の方は、血圧と心拍数が急上昇して血液も固まりやすくなるので非常に危険です。(飲酒後の入浴も同様です。)
  また、度を超した回数も考えものです。一日3回程度を目安としましょう。
  *ぬるい温泉での半身浴や寝湯などはこのかぎりではありません。

療養の期間
  一泊の湯治でも多少の効能はあるのですが、温泉の効能を十分に堪能するのには3日以上の湯治が望ましいと言えます。 ただし、2〜3週間以上の湯治もあまり意味がありません。温故知新ではありませんが、昔の湯治方法は、医学的にも理学的にも利にかなった方法だったのです。
  * 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり
  (湯さわり又は浴場反応)が現れることがあります。
  その間は、入浴回数を減らしたり中止して症状の快復を待つことが肝要です。

知らないと恥をかく、入浴時のマナー十箇条
  一、浴槽に入る前に、からだを良く洗い清めること!
  二、浴室で使用したものは、次の人のために片づけること!
  三、衛生上、浴槽内にタオルを入れないこと!
  四、浴室内で騒いだり泳いだりせず静かに入ること!
  五、バスタオルは、浴室内に持ち込まないこと!
  六、浴室内は滑りやすいので、足元に注意すること!
  七、あがり湯をせずあがったほうが、効果的!
  八、からだは、よくふいてから上がること!
  九、下痢症状の方は、入浴をひかえること!
  十、現金や時計などの貴重品は、持っていかないこと!

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